2025.11.11
株式会社シェアダイン(本社:東京都港区、代表取締役:飯田陽狩)は、飲食事業者と料理人をつなぐ統合プラットフォーム「CHEFLINK(シェフリンク)」に登録しているシェフを対象に利用実態調査を実施しました。
その結果、CHEFLINKの利用前は35.8%のシェフが「キャリアの選択肢が限られている」、27%が「スキルアップの機会が少ない」というキャリア課題を抱えていたことが判明しました。
しかし、CHEFLINKを通じた多様な現場での経験により、約半数のシェフが人脈を拡大し(48.2%)、4割が専門性を明確化(40.1%)、過半数が厨房適応力を習得(54%)するなど、キャリア形成における明確な効果が確認されました。また、約7割が収入増加(67.9%)、約4割がストレス軽減(38%)を実感し、経済面・精神面でもポジティブな変化が見られました。
利用前:シェフが抱えていた課題
「キャリアの選択肢が限られている」(35.8%)
「スキルアップの機会が少ない」(27%)
利用後:CHEFLINKがもたらした変化
「シェフ同士のつながりが拡大」(48.2%)
「自分の専門分野・強みが明確になった」(40.1%)
「異なる厨房ルールへの適応力が身についた」(54%)
飲食業界では、「キャリアパスの不透明さ」「成長機会の限定性」といった、料理人特有のキャリア課題がありました。「一店舗での長期修行」というキャリアモデルは、専門的なスキルを磨くことができる一方、多様な経験を積む機会が限られ、キャリアの選択肢が狭まるという課題があります。
本調査では、CHEFLINKに登録しているシェフが実際にどのような課題を抱え、それがどう解決されているのかを、「キャリア」「スキル」「人脈」「スキル」「働き方」の5つの観点から調査しました。
CHEFLINKの利用前に感じていた課題感について尋ねたところ、キャリアの選択肢が限られている(35.8%)、スキルアップの機会が少ない(27%)が続き、キャリアに関する課題が多いことがわかりました。

「異なる厨房ルールへの適応力」が54%に上り、キャリアの柔軟性向上につながっていることが明らかになりました。「新しい料理ジャンル・調理技法の習得」も36.5%おり、新しいジャンルへの挑戦を通じて、スキルの幅が広がり、キャリアの可能性も拡大していることがうかがえました。

約半数のシェフが、人脈拡大を実感していました。さらに、異業態のシェフとの交流(43.8%)や同世代のシェフとの情報交換(38%)を通じて、これまで接点のなかった多様な料理人との出会いが生まれ、キャリア視野を広げていることがわかりました。


キャリア面での効果では「自分の専門分野・強みが明確になった」が40%でした。特に、シェフ同士のつながりが「増えた」と答えた中では、約6割が回答しており、多様なシェフとの交流の中で専門性を明確化しているシェフが多いことがうかがえました。

収入が増加したと答えたシェフは67.9%で、半数以上が以前と比べて1割以上収入が増加していました。

最多の回答は「自分のペースで働けストレス・疲労が軽減」で38%でした。自分で働く日時や店舗を選べる柔軟な働き方により、精神面でもポジティブな変化が見られました。
